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アレルギー性鼻炎
(花粉症)レーザー治療

アレルギー性鼻炎
(花粉症含む)
に対するレーザー治療

アレルギー性鼻炎(花粉症含む)に対するレーザー治療アレルギー性鼻炎(花粉症も含む)は体質による病気のため、治療期間も長くなりがちで「仕事や学校の都合で通院ができない」「症状がつらくて仕事や家事が手につかない」という方にはレーザー治療をお勧めしています。
当院では、内視鏡を用いてCO2レーザーで施術しています。
CO2レーザーの導入、内視鏡を用いて病的粘膜をとらえることで、より患者さまに負担の少ないレーザー治療を目指しています。レーザー治療で、アレルギー性鼻炎や花粉症が治ってしまうわけではありません。
レーザー治療を行う上でのメリットは、お薬が減らせることや病院に定期的に通院しなくてもよくなることです。

アレルギー性鼻炎
レーザー治療の予約について

レーザー治療の予約は、随時行っておりますので、ご希望の患者さまはご相談ください。
当院では、改善効果の減少や患者さまの負担などの面を考慮し、花粉飛散シーズン、特にスギ花粉症の季節(2~4月)はレーザー治療を行っておりません。

レーザー治療とは?

鼻の粘膜の鼻づまりを起こしている部分にレーザーを照射する治療です。術後の痛みや出血はほとんどない治療です。
手術にかかる時間は15分から30分程度で済みます。

こんな症状の方に
レーザー治療を
おすすめします

  • 一年中鼻づまり症状のある方
  • 長期の通院が困難な方
  • 常に薬を服用していないと快適な日常生活を送れない方
  • 薬による治療で効果の得られない方
  • 薬の副作用が出やすい方
  • 薬を使いたくない方

治療時期の目安

治療時期の目安花粉症の予防的レーザー治療は、花粉が飛び始める2ヶ月前が最も有効な時期です。
例えばスギ花粉症の場合は、10月から12月にかけて行うと良いでしょう。花粉飛散シーズン中のレーザー治療は、10月から12月の治療と比べ、患者さまが実感できる改善効果が少なくなる傾向があり、当院ではあまりお勧めしていません。
※通年性、ダニなどが原因の場合、シーズン中でも治療が有効となる場合があります。

治療時の痛みについて

麻酔薬を染みこませたガーゼで粘膜表面を麻酔した後、毛細血管をつぶしながら焼いていくため、痛みや出血はわずかですみます。
ただし、痛みについては個人差があるため、経過に応じて追加麻酔を必要とすることがあります。
また、粘膜を焼きますので、焦げた臭いや煙が出ますが問題ありません。

【治療費の目安
(保険適用となります)】

《3割負担の患者さまの場合》
手術施行代として:9,000円位

ゾレア

治療時期の目安ゾレア®(一般名:オマリズマブ)は、IgE抗体に結合し、IgEが肥満細胞(マスト細胞)と結びつくのを防ぎます。これにより、アレルギーを引き起こすヒスタミンなどの物質が放出されなくなり、花粉症の症状を抑える効果が期待できます。
この薬剤は高価で、特に重度のスギ花粉症の患者が対象です。新しい花粉症治療法として注目を集めています。

どのような方に適している治療か

ゾレアの治療は、既存の治療法でも十分な効果が得られない重度の季節性アレルギー性鼻炎の方を対象としています。
具体的には、以下のような方が検討対象です

  • 内服薬を使用しても、くしゃみや鼻水、鼻づまりといった症状が収まらず、1日中ティッシュが手放せない方
  • 眠気などの副作用が気になり、より強力な効果が期待できる薬に変更や増量を希望しても、実現が難しい方
  • 内服薬、点鼻薬、点眼薬などで十分な治療を行っているにもかかわらず、症状が改善しない方

ゾレアの効果

治療時期の目安 ゾレアの効果についてですが、個人差が大きいため一概には言えませんが、全体的には多くの方に効果があるとされています。
以下はゾレアの臨床試験データの一部です。症状がピークとなる時期において、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの重症度スコアがプラセボ群と比べて有意に低下しました。なお、プラセボ群でもフェキソフェナジンの内服および点鼻ステロイド薬を全例が使用している中での結果ですので、ゾレアの治療効果が十分に発揮されていると考えられます。

ゾレアの投与方法

ゾレアは、医療機関で皮下注射として投与されます。最初に測定した血中IgE値と体重をもとに、投与量と投与間隔が決定されます。
投与のスケジュールは、2週間ごとまたは4週間ごとで、IgE値が高い場合は2週間ごとの投与が選ばれることが多いです。

副作用と安全性

ゾレア治療には、まれにアナフィラキシーショックといった重篤なアレルギー反応が起こるリスクがあります。このリスクに備えるため、治療は必ず医療機関で医師の監視下で行うことが求められます。また、アナフィラキシーショックの初期症状を把握し、迅速に医師の診察を受けることも重要です。万が一に備えて、緊急時の対応プランを事前に確認しておくと安心です。
ゾレアには、注射部位の痛みや腫れ、頭痛、倦怠感といった副作用も報告されていますが、これらは通常軽度で、自然に消失することが多いです。ただし、副作用が続いたり、不安な症状がある場合は、速やかに医師に相談してください。また、ゾレアは一定の条件を満たす患者のみが対象となるため、治療を始める前には十分な検査と医師による診断が必要です。