TOPへ

いびき

いびきがうるさいと
言われた…

いびきがうるさいと言われた…いびきは、何らかの原因で気道が狭くなってしまうことで起こります。息を吸って狭くなった気道を空気が通る時に、粘膜が震えて音が鳴るのです。寝る時の姿勢によってもいびきは起こりやすくなり、特に仰向けの状態では舌が下がって気道が狭くなりがちです。
いびきは自覚していないことがほとんどで、家族に指摘されるまで気づかないことも珍しくありません。
健康に関する潜在的な問題に気づいて対処するためにも、ご自身のいびきについて知ることは重要だといえます。

いびきと肥満の関係は?
原因について

いびきと肥満の関係は?原因について慢性的ないびきの原因の1つに、肥満があります。
肥満傾向にある方は、気道のまわりにも脂肪がついているため、気道が塞がりやすい状態です。
気道のまわりの脂肪が厚いといびきにつながる可能性があるため、体重増加が目立つ方、健康診断で肥満と指摘されている方は注意しましょう。

一時的ないびきの原因

疲労

疲れている状態で眠りについた時には、舌が喉のほうに落ちやすくなり、気道を塞いでしまうことがあります。

枕の高さ

枕が高すぎると喉や気道を圧迫し、空気の通り道が振動することでいびきが起こります。
一方、枕が低すぎると口呼吸しやすくなり、いびきを生じやすくなります。

飲酒

寝る前にお酒を飲んだ場合は、舌の筋肉が緩んで喉に落ち込み、気道を塞ぐことがあります。

慢性的ないびきの原因

肥満

先に述べたように、肥満の方は気道のまわりの脂肪が増えて厚くなり、気道が狭くなって塞がってしまうことがあります。

口呼吸

口呼吸になっている状態は、口のまわりの筋肉が緩んでいます。
これにより、舌が落ち込んで気道を塞ぐ場合があります。

扁桃腺・アデノイド肥大

扁桃腺やアデノイドが肥大すると、粘膜が腫れて気道を塞いでしまうことがあります。

いびき対策・対処法、
いびきを改善したい

いびきそのものに何か悪い影響があるわけではありませんが、いびきを改善することで、無呼吸の改善が期待できます。
いびきの改善には、以下のような方法があります。

横向きで寝る

仰向けで寝ると、舌が喉のほうに落ちて気道を塞ぎやすくなります。
横向きであればこれを防ぐことができ、いびきの改善も期待できます。

寝る前の飲酒を控える

お酒を飲むと、舌の筋肉が緩んでしまいます。
寝る前の飲酒を控えることで、舌の筋肉が緩んで喉のほうに落ち込むのを予防できます。

ダイエットする

肥満の方は、気道の脂肪も厚くなってしまいます。
ダイエットをして体重を落とすことで、気道が広くなることが期待できます。

マウスピースや
マウスガードを装着する

マウスピースやマウスガードを装着すると、下あごが数ミリ前に出ます。
これにより、舌根を引き上げて気道を広げることができます。

いびきをともなう病気

いびきを引き起こす主な病気には、次のようなものがあります。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に無呼吸状態を繰り返す疾患で、多くの場合いびきを伴います。
無呼吸になることで、夜中に目が覚めたり、寝汗をかいたりします。
睡眠の質が低下するため、日中の眠気や倦怠感、集中力低下などが見られます。

詳細はこちらへ

甲状腺機能低下症

甲状腺機能が低下し、甲状腺でのホルモン産生や分泌が低下する疾患で、橋本病が代表的です。
甲状腺ホルモンが減少すると、舌の肥大や気道の筋肉の弛緩が見られ、いびきを引き起こします。

詳細はこちらへ

脳梗塞

動脈硬化や血栓などにより、脳の動脈が塞がってしまう疾患です。
舌や喉の筋肉が緩むことから、いびきの原因となります。

いびき以外の症状

  • 体の片側の麻痺やしびれ
  • 呂律がまわらない、言葉が出づらい
  • めまい、視野の欠損
  • 意識障害
    など

いびきでお悩みの方は
当院へご相談ください

いびきでお悩みの方は当院へご相談ください疲れている時や、寝る前にお酒を飲んだ時など、程度の差はあっても誰しもいびきをかくことはあるでしょう。
しかし、睡眠時無呼吸症候群、甲状腺機能低下症、脳梗塞などが原因でいびきが起こっているケースもあります。
いびきでお悩みの方、いびき以外の症状が出現している方は、ぜひ一度兵庫県尼崎市の耳鼻咽喉科あらいクリニックへご相談ください。